マネージャーになるのに専門学校は行くべき?行かなくて良い理由。Part3

エンタメ業界
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はじめに

「芸能人に会える仕事をしてみたい」「芸能マネージャーになる方法が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

私は音大生から新卒でマネージャーになり、約3年間正社員でマネージャーをしていました。現在はフリーランスです。

最近、同じようにマネージャーを目指す学生さんに「専門学校のマネージャーコースに行った方が良いか?」「専門学校 or 大学で迷っている」など相談を受けました。

前回の続きから、私が経験したことから「マネージャー専門学校に行くべきかどうか」を書いていこうと思います。前々回の記事では、このテーマで書くにあたっての「おことわり」をはじめに書いていますので、そちらもご一読ください。

この記事では「マネージャー専門学校は必要ない」方向の内容になってしまうので、専門学校へ背中を押されたい方は読まないほうが良いと思います。

専門学校 or 短大、大学で迷っている方や、マネージャーになりたくて進路に迷っている方は、参考にしてみてください。

ただのひとりの勝手な意見です

「売り込み方」の勉強は必要?

マネージャーコースのカリキュラムを見ていると「タレントの売り方」を考えて、企画やプレゼンをする、という内容が多かったので、

それが役に立つかということを書きます。

売り込み方を考える機会はある

私は新卒1年目が終わるくらいで、はじめて資料を作って、社内で提出する場面がありました。

マネージャーとしては、担当するタレントさんの方向性は常に考えていることですが、

資料にまとめたり、社内や誰かにプレゼンする機会があるかは、事務所やタレントさんによって差があると思います。

研修的に、やってみ〜

って言われてやってる同期もいた

私はアーティストのマネージャーをしていた時に、レコード会社のチームに「年間目標はこんな感じです」と会議で伝えたことはありますが、スライドや企画書は作らなく、もっと軽めでした。

社内でも、会議や日常の業務連絡の中で、短く口頭で言うことは多いですが、スライドや企画書を作ったことはありません。

社内でプレゼンする事務所もあるのかなあ

売り出し方というより、年間目標をExcelで作っていました。どのような目標の組み方をしていたのかは、別の記事で書いているので参考にしてみてください。

スライド、企画書を作る機会は少ない

マネージャーがタレントさんを売り込むために、スライドを使ってプレゼンする機会はあまりないと思います。

営業の時には、ペライチのプロフィール資料を配ることが多いです。

宣材写真やプロフィール、宣材写真を1枚にまとめて、それを常に最新に更新しておく程度の作業です。

なのでデザインスキルはなくても出来ます。

まれに凝った資料を作る事務所もあるけど

また喋ることに関しては、長く時間をもらえるタイミングはあまりありません。営業先のテレビ局や広告代理店は忙しいので、短時間でまとめて簡潔に話す方が、機会としては多いです。

広告代理店にアポを取って時間を取ってもらい、営業に行くこともありますが、業界にコネクションがあるベテランがやるイメージです。

まれにプレゼン形式が取られる、大きい広告の案件などもありますが、新人がそれを担当することは、ほとんどないと思います。

まとめると1年目から役立つことは少ないスキルかもしれません。

定期的に新しいプロジェクトを立ち上げる事務所とかは、機会はある

専門学校のHPを見ていたところ「プロフィール作成の方法を学ぶ」というカリキュラムもありましたが、これは勉強するほどスキルは必要ないと思います。

スケジュール管理は勉強するほど…?

また「スケジュール管理」が学べます、というカリキュラムも多数見かけましたが、それも勉強するほどではないと思ってしまいます。

ただやるのみ、スケジュールアプリに慣れるのみ、な気がします。

性格的に得意、不得意はあると思いますが、スケジュール管理が出来なくて挫折しているマネージャーは出会ったことがないです。

手書きよりデジタルに慣れておくとよいと思います

大学で身につくことも多い

先ほど書いた「企画やプレゼン」に関して言うと、大学の方が機会は多く、研究や論文も伴ってくるので、内容がエンタメ業界以外のことでも

そこで「企画力」や「プレゼン力」を磨いた方が、質は良いのでは、と思います。

就活のディスカッションで

やり慣れてるんだろうな〜って人いっぱいいたなあ

専門学校でスキルとして学ぶより、大学であれば、自分が選んだ分野で長期的に勉強し、考えをまとめて、提出 or 発表をする、などの機会がたくさんあり、就活でも有利になると思います。

伝える力、大事!

現場対応力はバイトでも経験出来る

私が音大に行っている時の友達は、CDショップ、ライブハウス、ライブがある飲食店、オーケストラ事務所などでバイトをしていました。

タワレコでバイトをしていた友達は、イベントも経験していましたし、
オーケストラ事務所は事務作業と現場を両方経験していました。

プロに混ざって仕事として経験出来るの強い

私は音楽関係のバイトはピアノの先生しかしていませんでしたが、現在フリーランスでライブ制作に関わっていて、そこにも学生のバイトがたくさんいます。

ステージ担当は、アーティストさんと現場で会話をしながら進行していて、照明や映像のカメラマンをしている学生もいます。

バイトをしていれば、とにかく数をたくさんこなせるので、かなり現場力はつくと思います。

バイト選びも大事!

授業の質がわからない

ここまで3記事に渡って、好き勝手書かせていただきましたが、結局のところHPを見ていても、授業の質がわからないのでなんとも言えないなと思いました。

身近なマネージャーで、専門学校に行っていた人は「入ってみたらレベルが低くて、途中からほとんど行かなくなった」と言っている人も何人かいます。

出来る人こそ行かなくなるって言ってる人もいる・・

未経験でも2.3年働けば、ある程度はできるようになります。

授業の質を知ることは難しいかもしれませんが、自分の性格・やりたいこと・卒業後の進路などをよくよく考えてみると良いと思います。

人生の大事な選択に、この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです。

まとめ

今回は「マネージャーになるために専門学校に行くべきか」についてを書きました。

私自身経験していなく、まとまりのない文章になってしまいましたが、専門学校出身の方に聞けば、進学してよかった部分も出てくると思います。

ただのひとりの意見として、役に立てば嬉しいです。

マネージャーの仕事内容に関しては、他の記事で詳しく書いているので、そちらも参考にしてみてください。

こういう意見もあるな〜くらいに軽く流してください・・

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