はじめに
「芸能人に会える仕事をしてみたい」「芸能マネージャーになりたいけど、激務なのか心配」という方も多いのではないでしょうか。
私は新卒でマネージャーになり、転職も経験し約3年間正社員で働いていました。
これまでの記事は、大変だったエピソードが圧倒的に多くなってしまっていますが、
もちろん大変な中にやりがいや、得られることもたくさんあります。
今回は「マネージャーをやっていて良かったこと」についてを書こうと思います。
大変だったことに関しては、他の記事で詳しく書いているので、参考にしてみてください。

大変なこと9割、でもやりがいがあるから出来る仕事
芸能人に会える
これについては、多くは書かないです。理由は私がミーハーではないからです。
この仕事を選んだ理由に「芸能人に会いたいから」という気持ちは全くありません。
芸能人には会えます。
自社の所属タレントさん以外も、共演やコラボ、収録現場などで色々な形で関わることが出来ます。
担当するタレントさんによっては、仕事がなければ現場に行くこともないので、マネージャーも芸能人に会う機会がありません。
5年以上マネージャーをしていても、テレビの仕事をしたことがないから、テレビ局の入り方がわからないマネージャーもたくさんいます。
芸能人に会いたい方は、ある程度人気者タレントさんが所属する事務所をおすすめします。

生で見て一番かわいいと思った人誰?
は何回でも聞かれます
裏側を知られる
現場で芸能人に会えるのもそうですし、撮影や収録の裏側を知ることが出来ます。
番組や映像収録の現場に繰り返し行っていると、どのカメラがどのように動いて撮影しているかがわかるようになりました。
またドキュメンタリーでしか見られないような、舞台裏に自分がいることが出来て
たくさんの人が見るエンターテインメントに、自分が関わることが出来ます。

貴重な経験
音楽番組の裏側
音楽関係のアーティストを担当していた期間が長かったので、音楽番組にたくさん行きましたが
生放送の音楽番組の裏側は戦争です。
たくさんリハーサルもあって、夜の生放送のためにこんなに朝から用意するんだな~と、始めは思いました。
新人の時にびっくりしたのは、音楽番組では出番の時にスタッフさんが声かけてくれると思っていたのですが、呼んでくれません。
MCのひな壇に出るタイミングや、歌う位置に出るタイミングなど
リハーサルでマネージャーが覚えて、タレントさんを連れて行かないと事故が起きます。
実際に働くまでは、楽屋までスタッフさんが呼びに来てくれるイメージだったので
そこはマネージャーの責任なんだ、とびっくりでした。

誰かがやってくれるだろう精神はよくない
自分で動く!
番組によっては、ADさんが呼びに来てくれるので楽屋待機の時もあります。(生放送はない時は特に)
喜んでいる顔が見られる
私はライブやイベントの現場が多くて、直接ファンの方に会える機会が多かったので
ファンの方が喜んでいるところを見ると、やっぱり嬉しいです。
ライブやイベントに来てくれるファンの方は、特に強く応援して下さっている方が多いので、
私はライブで泣いてくれているのを見るのが好きです。
演出やセットリストの構成にも関わっていたので、泣いてくれたら「よし!」と思います。

ライブの構成は、泣いてほしいと思って
作ってます
あとは大きい会場でチケットが完売した時の客席の光景や、
地方のショッピングモールやお祭りにゲスト出演した時に、何千・万単位で人が集まってくれた時の光景を見ると
やっていて良かったな~と思います。
リアルなイベントが多いタレントさんならではの苦労もあるので、楽しいことばかりではありません。
苦労に関しては、他の記事で詳しく書いているので、参考にしてみてください。

満席の光景が好き
経験が後の仕事に役に立つ
私は現在フリーランスですが、マネージャー経験は役に立っています。
長時間働くのが偉いとは全く思いませんが、自分よりたくさん働いていた人にほとんど出会いません。
マネージャーの業務に関しては、あまり難しいことをしていると思っていませんでしたが、役に立ちます。
スケジュールを効率よく組む、毎日のタスク管理とリスク管理・・
人として当たり前のことしかしていないと思っていましたが、自分にとって当たり前でも、それが出来ない人もいます。

何にでも活かせるスキルになる
マネージャーのあとに別の仕事に就く、という時もPR出来ることはたくさんあるので、
大変だったけど耐えて良かったと思います。
過去に、月500時間以上働いていた時期のことを記事にしています。
日本に詳しくなれた
ライブやイベントで地方に行くことが多かったので、日本に詳しくなりました。
新幹線と飛行機に乗りすぎて、国内は近所だと感じています。
観光する時間はなかったですが、仕事終わりにご飯に行くことくらいは出来たのでそれも良い経験になりました。
北海道の北の方や、長崎の島など、なかなか自分では行きにくいところにも行けました。
なぜか鹿児島に頻繁に行っていた時期があって、鹿児島空港にとても詳しいです。
別案件で月に3回青森に行ったこともあります。あれはなんだったんだろうか

仕事で海外にも行けました
まとめ
今回は「芸能マネージャーでやりがいを感じたこと」についてを書きました。
大変なことの方が圧倒的に多いと思いますが、たまに感じるやりがいは特別なものなので、
大変なことだけではない、というのが伝われば嬉しいです。
マネージャーの仕事内容に関しては、他の記事で詳しく書いているので、そちらも参考にしてみてください。

やりたいなら1回やった方がいい!
辛かったら辞めよう