芸能マネージャーは激務。月500時間働いた話。

エンタメ業界
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はじめに

「芸能人に会える仕事をしてみたい」「芸能マネージャーになりたいけど、激務なのか心配」という方も多いのではないでしょうか。

キラキラした業界に憧れつつも、実際は大変という話も聞くと思います。

私は新卒でマネージャーになり、転職も経験し約3年間正社員で働いていました。

その間に激務とそうでもない(暇な)期間を両方経験しました。

今回はその激務だった時の経験についてを書こうと思います。

マネージャーでも労働環境は様々

一人の人間が極限まで働いた時期の話にすぎません

暇な時期のことは以前の記事で書いているので、そちらも合わせて参考にしてみてください。

月500時間労働

私は月500時間労働を、10カ月続けたことがあります。

最高は月に560時間働きました。

さすがに500時間を超えてくるときついです。

とはいえ芸能関係者が全員そんなに働いているわけではなく、月500時間は業界でも激務な方です。

若かったから出来てた。もう一回この生活は出来ません

7時~27時まで仕事

27時って何時だよ!って、マネージャーになりたての時は思っていました。

が芸能界のスケジュール表では、27時という謎ワードが良く出てきます。(恐ろしい)

それくらい残業の概念がないようです。

私は、アーティストのマネージャーをしていた時に、月の3分の2くらい地方に行く生活をしていた時があります。
ほとんどホテル暮らしでした。

良く言えば、家事する時間がないのは楽だった

その時の大体のスケジュールは

6:00 ホテルで起床~自分と仕事で使う物の荷造り
7:00 出発
8:00~12:00 リハと準備
12:00~14:00 昼公演
15:00~16:00 握手会
17:00~19:00 夜公演
19:00~20:00 握手会
20:00~22:00 次の日の場所に移動
22:00~24:00 打合せ兼ねてご飯
24:00~27:00 ホテルに帰って事務作業

3時に寝て、次の日6時に起きる・・という生活でした。

現場対応だけじゃなくて事務作業もあるからね

拘束時間に関しては、別の記事でも詳しく書いているので、参考にしてみてください。

終日休みはない、午前休みが月2回

1日休みはほとんどありませんでした。

テレビの収録は早くてもお昼頃からのことが多いので、午前中休みになることが多く、それが救いでした。

生放送だとリハーサル含めて、朝早いことも多いです。

朝ゆっくりなだけで助かる。ボーナスタイム

担当していたタレントさんは、月に2.3日終日休みがあったのですが、自分は作業があって休めなかったり、

新人の時は、メインで担当しているタレントさんが休みの時は、別のタレントさんの現場を手伝いに行っていました。

今思えば休めば良かったのですが、他の現場も経験したくて、息抜きも兼ねて行っていました。(若さってすごい)

現場の疲れは別現場で癒す

真似しなくて良いです。寝ましょう

その生活をしていたのは20代前半の時で、後半になると段々体力的に辛くなってきて、結局26歳になる手前(25歳ぎりぎり)でフリーランスになりました。

ずっと現場にいて良かったことは、電気代が安かったことと、食費がかからなかったことです。

それについては別の記事で詳しく書いているので、辛い話ばっかり聞きたくない人は、そちらも見てみてください。

睡眠大事。寝ないと頭回らないよ〜〜

会社で労働時間の管理がされていなかった

自分が何時間働いたのか、勤怠システム?でちゃんと管理されていない時もありました。

時代とともに、業界全体で改善傾向にあるとは感じています。

ただ私の経験した一時期は、
出社すれば勤怠の入力があるけれど、終日現場の時は勤務時間を報告するシステムがないため

誰にも知られずに長時間働く、というまあブラックな感覚がありました。

知っててくれる人がいるだけでも救われる

事務所から稼働するマネージャーは1人なので、誰も 私が月560時間働いていることを知らない状況でした。

私は月560時間働いていた時も、残業代が発生していなかったので
勤務時間を報告してもしなくても、あまり変わらないのですが

誰も知っていてくれない、という状況も辛いものがありました。

なるべくアピールするようにはしていました。(大事)

さりげなくアピールするスキル大事

会社の人も鬼ではなかったので、すこーしずつ改善はしてくれました。

ただどうしても旅費がかかる現場は、1人で行かないといけなかったり、働き方が改善されないところもありました。

人員増やせば解決する問題ではない、ということ

出社するのは月に20分だけ

これは会社員なのか?と思うくらい、オフィスには行っていなかったです。

唯一行く用事が、経費精算を申請することくらいで、提出してすぐ現場に出かけていたので、
オフィス滞在時間は20分でした。

それも社員が出社している昼間ではなく、タレントさんを送り届けた深夜に1人で忍び込んで、

書類を置いて、届いているファンレターを車に積んで出るという感じで、

ほとんど個人プレイ

1年半くらい働いても、直属の上司以外の先輩とはほとんど話したことがありませんでした。

年齢も近い先輩がいて、色々お話したかったのですが出来ず

同期もいましたがほとんど会わないので、あまり仲良くなれませんでした(悲しい)

退職する時にようやく話した・・

ただこれは業界としても稀なケースです。重ねてですが、全員がこんなに辛いわけではありません。

まとめ

今回は「芸能マネージャーで月500時間働いた話」についてを書きました。

業界の中でも大変な方だったとは思います。

マネージャーになったら、必ずこのような経験をするとは限りませんが、

私も配属を選べたわけではなかったので、こうなるとは予想していませんでした。

芸能マネージャーになると、こんな風になる可能性もあるんだな~と、参考にしてみてください。

マネージャーの仕事内容に関しては、他の記事で詳しく書いているので、そちらも参考にしてみてください。

突然こういう生活になる可能性もある

確率は事務所による、という感じ!

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いただいたスープが美味しすぎました。レンチンだけで楽楽幸幸。
冷やしたコーンスープが一番好きでした。
激務な人も、そうでない人も全員嬉しい。
これは差し入れリストに追加です。(マネージャーは差し入れリストを作っています)

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