はじめに
「芸能人に会える仕事をしてみたい!」と、一度は考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
とはいえ「大変な仕事しかないのでは?」「未経験から出来る仕事はある?」などと質問されることがたくさんあります。
今回は「芸能人に会える職業」について、芸能マネージャーの筆者がわかりやすく紹介します。

マネージャーとして関わった肌感です。
詳しいことは調べてみてください!
芸能事務所
芸能マネージャー
まず始めに、誰もが想像する「芸能人に会える仕事」だと思います。
が、芸能事務所のスタッフはマネージャーだけではありません。

一番密に関わるのは
マネージャーですね
芸能事務所の事務職
「デスク」「ファンクラブスタッフ」「グッズ制作スタッフ」「総務」「経理」などの職種があり、
事務所の所属タレントさんに会える確率はとても高いです。
(挨拶する程度かも…)
事務所外の芸能人に会える可能性は低いです。

テレビ局に行ったりする
機会はないかも
「デスク」「事務職」に関しては、別の記事で詳しく書いているのでそちらも参考にしてみてください。
マネージャーよりは、芸能人との関わりは浅いですが
忙しすぎず、結構本当におすすめです。

タレントさんに、身内として関われる
テレビ局、番組制作会社
テレビ番組のプロデューサー、ディレクター、ADも頻繁に芸能人に会える職業です。
テレビ局に就職するとなると、倍率が高いイメージがあるかもしれませんが、
(高学歴の人が多い気がする…)
番組はテレビ局だけではなく多数の「制作会社」があって成り立っています。
制作会社への就職はそれほど難しくないです。
なぜなら激務で離職率が高いから…
ADでも芸能人と話せる
友達のADさんは、番組で使うフリップを回収する時に、好きな芸能人と話せた、と言っていました。
例えば、週に1回の収録や生放送の担当だと、
毎日芸能人と同じ空間にいるわけではなく
本番日までの6日間は準備作業なので
マネージャーよりは芸能人に会う機会は少ないです。
私は経験していないので詳しいことは書けませんが、
テレビ業界の仕事については調べると出てくるので、見てみると良いと思います。

離職率高いけど
女性の友達で5年以上、続いてる人もいる
新卒の就活経験談の記事で、テレビ業界に関して少し触れているので、そちらも参考にしてみてください。
映像制作会社、ラジオ局
テレビ以外の映像制作をしている会社や、ラジオの仕事も芸能人に会えます。
CM、広告、MV、ライブ映像などなど…
映画制作に関しては、私があまり関わったことがないので、詳細は書けませんが、芸能人には会えます。
映画や映像制作会社もたくさん存在するので、どのような作品・コンテンツを扱っているのか、調べてみると良いと思います。
内勤だと芸能人に会う機会は少ないですが、ディレクターなどの立ち位置だと芸能人と密に関わることが多いです。
ADでももちろん芸能人に会えます。
私がマネージャーとして外から関わっている肌感では、映像業界の方がマネージャーより激務なイメージです。
ADは激務
テレビや映像制作の仕事について書いてきましたが、
激務なことも多いです。
最近では民放のテレビ局は予算が厳しく、スタッフの人数が少なかったり
激務がゆえに若手の離職率が高く、常に人員不足という会社も多いです。
私も今フリーランスをしていると、連ドラのADの相談が来たりしますが
金額に対して、激務すぎてやろうとは思いません。。
(経験としてやってみたさはある)
連ドラの激務さ
民放の連ドラのADは激務なことが多いです。
予算が少なく、人員が少なく、納期があり
早朝5時台集合で25時頃まで撮影…などもよくあります。
そのスケジュールで1ヶ月休みなしということもあります。
マネージャーから見ても、どうやって生きてるの?と思います。
現場に泊まる人もいます。少しでも長く寝るために…
バラエティや情報番組も激務
友達で、バラエティ・情報番組のADさんがいるのですが、大変そうです。
求人情報を見ても、収録・放送日前は徹夜作業のこともあります。
次の日しっかり休めるから大丈夫、と言う人もいますが…
トイレに行ったきり、20分帰ってこないというのもあるあるです。
(隠れて仮眠しないとやっていけない)
一晩お風呂入っていないことも気にならないくらい眠くてきつい、
とADさんからよく聞きます。

絶対できない…
テレビ局の最寄り駅で電車降りる人は、ちょっと汚い
と言っているADさんもいました。
私が言ったのではないです(弁明)
屋外撮影はきつい
マネージャーでも経験する可能性はありますが、
夏は暑いし、冬は寒いです(当たり前)
真夏の終日屋外撮影はきついです…
普通に体調悪くなります。
その中で、演出家や監督のアシスタントをしながら
タレントさんに伝える役割は板挟みだったり、
「何でも屋」的な立ち位置は、外から見ていて本当に大変そうだな…と思います。

担当がいない仕事全部
ADさんに飛んでくる
激務じゃない仕事もある
そんなこと言ったらテレビは全部激務じゃん!という気もしてきますが、
そんなことはなく
テレビにはたくさんの職業の方が関わっているので、例えば
「テロップをつける人」「編集」「BGMをつける人」「翻訳」など
色々な裏方さんがいらっしゃいます。
激務じゃない仕事もあります。
ただ裏方作業だと芸能人に会える機会は少ないです。
ベンチャーなどは、自由度が高かったり、そこまで激務じゃない会社もあります。

本当に幅広い
働き方も会社も
広告代理店、キャスティング会社
こちらも業務内容が多岐にわたるため、芸能人に会えるかという観点では微妙なところです。
ただ、これまで代理店での経験がある方や、この職種でお仕事してみたい人には合っていると思います。
CM・広告撮影の現場などで、芸能人に会えます。
マネージャーやテレビ業界などの、現場仕事とはまた違うことが学べます。
マネージャーやテレビ・映像関係の職種より、新卒や未経験の求人が少ないイメージです。

この仕事出来たら、その先が強い
ライブ制作会社
ライブやイベント制作に関わる会社もたくさんあるので、どのようなライブを手がけているかを調べてみると良いと思います。
音響、照明、特効などポジションは様々で、アーティストと一緒に仕事をすることは出来ますが、
密に関わるのではなく距離が遠いことも多いです。
マネージャーを介して話すから、直接話すことはなかったり
ステージ袖でマイクを手渡しするだけの接点など…
キラキラした部分を求めて始めると、ギャップがあるかもしれません。
ライブ制作から、もっとアーティストと密に関わる職種を希望して、マネージャーに転職する方も多いです。

マネージャーよりテクニカルな仕事
レコード会社
様々な部署に分かれているため、担当によっては頻繁に芸能人に会うことはないですが、
音楽番組やイベントに行ける機会は多いです。
その時だけマネージャーのような役割をすることもあります。
芸能事務所と同じで、内勤だと
所属アーティストには会えますが、テレビ局などに行く機会は少ないです。
大きい会社になると、単純作業が仕事のメインであることも多くなる印象です。

就活するなら部署をちゃんと把握するべき
新卒の就活経験談の記事で、レコード会社に関して触れているので、そちらも参考にしてみてください。
まとめ
「芸能人に会える仕事」についてを解説しました。
どれも会社の規模や、配属によって大きく変わるので何とも言えない部分も多いですが、芸能人に会える仕事はたくさんあります。
他の記事では芸能マネージャーの経験談を書いているので、そちらも参考にしてみてください。

マネージャー目線で好き勝手書かせていただきました