限界芸能マネージャーのホテルでの過ごし方。高級ホテルを無駄使いした話

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はじめに

「芸能人に会える仕事をしてみたい」「芸能マネージャーになりたいけど、激務なのか心配」という方も多いのではないでしょうか。

私は新卒でマネージャーになり、転職も経験し約3年間正社員で働いていました。

マネージャー業務で大変だったことは、色々ありますが

今回は、地方遠征で大変だった経験についてを書こうと思います。

全員が経験することではないですが、

「マネージャーになったらこういうことが起こる可能性があるんだな〜」くらいに、参考にしてみてください。

日本中を飛び回りました

こんな生活してた

一時期、1年弱の間、月に25日くらい地方に行く生活をしていました。


そこで具体的にどういう仕事をしていたのか、新幹線や飛行機移動で大変だったことについて、前回の記事で書いているので、そちらも合わせて参考にしてみてください。

今回は地方巡業「ホテル編」です

自分の生活を放っておくようになる

タレントさんの荷物が多く、マネージャーが持つとなると、自分の荷物をたくさん持って行けません。

タレントさんの荷物を持たなく、自分の分だけなら余裕です。

荷物が50キロ超えていたことは前回の記事で

私は、自分のスーツケースを持てる余裕がなかったので、10泊の旅だったとしても、泊まりの荷物は小さめのトートバックひとつにまとめていました。

着替えは3日分だけ持って行って、ホテルで洗濯していました。

ホテルで洗濯するのがまた大変で、部屋数に対して洗濯機が少ないと埋まっていることも多く、

洗濯機・乾燥機争奪戦です。

洗濯したいために2時間睡眠時間が削れます。(きつい)

メイクは最小限、髪型はまとまりやすさ重視

スキンケアは最小限。コンタクトは使い捨て。服は薄め、アウターは厚め…

ホテルのランク

人気者タレント

前回の記事で、人気者タレントさんだと新幹線がグリーン車になったり、飛行機がアップグレードする話を書きました。

ホテルもタレントさんによって変わります。

ある程度人気者タレントさんになると、ビジネスホテルではなくシティホテルになります。

部屋もツインかダブルルームになります。(マネージャーも)

荷物多いから助かる。その理由はこのあと

若手タレント

なるべく安いビジネスホテルを探します。(一泊1人5,000~6,000円くらい)

特技は安くてきれいなホテルを掘り出すことです

私は毎回1人部屋でしたが、高級旅館を用意していただいた時に、一度だけイベント会社の女性と同部屋でした。

同じ会社から同姓スタッフが2人行く場合は、同部屋になる時もありますが、ほとんど一人部屋だと思います。

気が休まるので、その点はよかったです。

ずっと他人と一緒にいる分

ひとりの時間大事

ホテルを楽しむ時間はない

これまで全国色々なシティホテルや高級ホテルを、使わせていただきましたが

ホテルの滞在時間は大体6時間くらいで、3時間は夜な夜な作業をし、半分は睡眠です。

ホテルを楽しむ時間がないのが、本当にもったいないです。

温泉やプール、ジムなどが使えるホテルも多かったですが、使ったことがないです。(悲しい)

お部屋の設備も楽しめなかった

シャワーと寝るだけ

お部屋も、8人泊まれる部屋に1人だった時や、内装がとてもおしゃれな高級ホテルなど…

そんな良い部屋で、作業と睡眠だけ…高級ホテルの無駄使いです。

プライベートでもう一回泊まりたいところが

たっっくさんあります

朝食だけは気合で行く

また豪華な朝食ビュッフェが付いている時も多く、そこは気合で早起きして行っていました。

昼間は忙しすぎてお弁当を食べる時間がなかったので、朝栄養を摂取しようと思って

サラダとフルーツだけを食べに行っていました。(それも贅沢)

+30分の睡眠 < 豪華朝食

「日中の時間のなさ」に関しては、別の記事でも書いているので参考にしてみてください。

1人夜な夜なプレゼント仕分け

地方でライブやイベントの時に、100〜200個くらいプレゼントをもらうこともありました。

仕分けが早めに終われば、会場から事務所に宅配するのですが

イベント終盤にもらうことが多く、終了後にすぐ次の現場に移動しないといけないことが多かったので

とにかく気合いで、その日のホテルまで持って行ってました。

基本は、宅配を手伝ってくれるスタッフがいるはず

誰の役にも立たないであろうプレゼント運び術

車にダンボールを置いておいて→宅配伝票を書いておいて→イベント終わり次第プレゼントを車に積んで→車中でダンボールに詰めて→空港や駅のコンビニから配送

イベント終わりに、どうしてもホテルまで運べない時、すぐ飛行機に乗って移動しないといけない時、にはこの方法で手荷物を減らしていました。

ここまでタイトなスケジュールを、マネージャー1人で回すことはあまりないと思うので、今思うとほぼ無茶振りのようなタスクをこなしていたなと思います。

160サイズ箱を抱えながら、スーツケース転がして

新幹線乗り換えたのきつかった~~

ホテルでのプレゼント仕分け術

そして深夜1時頃から、1人でプレゼントの仕分けが始まります。

なまものは次の日のケータリングで出し、アーティスト宅に送る箱と、事務所に送る箱・・など仕分けをします。

得意なことは収納です。

紙袋から出してコンパクトに

シティホテルクラスだと、大体ダンボールが売っているのですが、ない場合はそこからコンビニに行くロスタイムが始まります。

荷物をまとめて、伝票を書いて、フロントに運んで出荷・・

そんなことをしていると夜中3時頃になる、という生活でした。

洗濯もしつつね

あの時、ダンボールを何種類も用意してくれたフロントのお姉さん
「荷物運ぶので、部屋に置いたままチェックアウトしてよいですよ」と言ってくれたお姉さん
大きい感謝を伝えたいです。
ホテルマンの皆さま、本当に助けられました。尊敬しています。感謝しています。

次の日の準備

ホテル到着から洗濯、プレゼント仕分けをし、深夜3時になってもマネージャーの夜はまだまだ終わりません。

その日の仕事関係者・クライアントに、お礼と確認事項のメールをします。

会社に請求関係の連絡をします。

今日のことは今日のうちに片づけないと

一生終わらない

次の日の移動スケジュールを改めて確認します。

次の日お世話になるスタッフさんに、お願いしたいことなどをメールします。

次の日使う備品、衣装、資料の確認をします。

ここまでやってようやく寝られます。朝4時くらいになる時も多いです。

このあたりを昼間のうちに出来るかどうかが勝負

毎日現場に出ていると、こういう1人の作業をする時間がないので、夜寝る時間がなくなります。

これに関しては、過去の記事でも書いているので、参考にしてみてください。

まとめ

今回は「地方遠征で大変だったこと」についてを書きました。

書きながら、マネージャーの中でもかなりハードスケジュールをこなしていたなと思います。

このようなことをするのは中々ないと思いますが、リアルをお伝え出来ればと思いました。

こんなホテル生活をしていたら、月の労働時間が500時間超えたこともあります。

それに関しては、他の記事で詳しく書いているので、そちらも参考にしてみてください。

結構きつかった。がんばった

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