はじめに
「芸能人に会える仕事、支える仕事をしてみたい!」と一度は考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
「芸能事務所はブラック?」「激務?」と聞かれることも多く、やりたいけど勇気が出ない人も多いと思います。
その中でも、俳優さんやモデルさんではなく、音楽アーティストのマネージャーになりたい方もいると思います。
今回はアーティストマネージャーを経験した筆者が、
俳優さん、モデルさんとは異なる「アーティストマネージャーならではの大変さ」を紹介します。
事務所の規模や担当するアーティストさんによって変わりますが、芸能事務所への就職を目指す方の参考になれば嬉しいです。

音楽業界と俳優さんでは、マネージャーの仕事内容も変わります
俳優さん、モデルさんのマネージャーについて知りたい方は、他にも色々記事を書いているので見てみてください。
俳優・モデルよりアーティストの方が大変
業界内では俳優さん、モデルさんよりも、アーティストのマネージャーが1番大変だと言われています。
私が働いていた会社も、最初からアーティストのマネージャーには配属されず、1度俳優さんかモデルさんのマネージャーを経験して、
ある程度慣れた人が、音楽部署に配属されていました。
離職率も俳優さん、モデルさん担当より、アーティストマネージャーの方が圧倒的離職率でした…(会社によります。)
その中でなぜか私は最初から音楽部署に配属になりました。なんでよ!と思いました(本音)
なぜアーティストのマネージャーが大変だと言われているのか、解説していきます。

新人マネージャーには俳優さん、モデルさんの方がおすすめ
拘束時間が長い
アーティストのマネージャーならではの仕事に、ライブ・コンサートがあります。
若手アーティストなど、スタッフの人数が少ないアーティストだとマネージャーの負担が大きいです。
ライブの構成決め、会場探し、各所への連絡、チケット販売の手配…などです。
また人気アーティストでスタッフの人数が多い場合も、会場が大きかったり、関わる人が多いと、それもまたマネージャーが大変です。
特に、アーティスト本人が演出に関わったり、こだわりが強いと、打ち合わせやリハーサルにかける時間がすごく長いです。
早朝からリハーサルをして、その後反省会を夜中まで…ということも良くある話です。

音楽業界は極端に夜型。
拘束時間については他の記事でも書いているので、参考にしてみてください。
隙間時間がない
上記のライブの話と同じで、ライブ本番中もマネージャーは忙しい場合がほとんどです。
若手アーティストだと、マネージャーが音響や物販をやったり、
人気アーティストでも早着替えを手伝ったり、使い終わった物を片付けたり…
1日の中で、ゆっくり作業を出来る時間がありません。
私は、2時間のライブで7回早着替えをするアーティストのマネージャーをしていた時、
舞台袖で早着替え → ステージに送り出したら、脱いだ衣装片付け
→ 残り10分くらいで、立ちながらメールチェック → 早着替え手伝い
を繰り返していたことがあります。
例えばテレビの収録だと、マネージャーは楽屋で収録を確認しつつ、パソコン作業が出来る時間があります。
アーティストマネージャーだと、メールや電話をする隙間時間が少ないので、昼間に仕事が片付かず、
アーティストを送り届けた後、夜1人で作業するため寝る時間がなくなります。

昼間 余裕があれば、夜早く終われる
まとめ
今回は「アーティストマネージャーならではの大変さ」を解説しました。
私はマネージャーの中でもアーティストは特に大変だと知らずに、アーティスト担当になってしまったため
先に知っておきたかった…とすごく思います。
芸能事務所への就職・転職を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
今後も芸能マネージャーのリアルを発信していきますので、参考になると嬉しいです。

100%激務ってわけでもないです
| 今日の小話 |
いただいた歯ブラシがかわいい〜〜
小さいプレゼントにもいいなと。
差し入れやプレゼントの品を考えるのもマネージャーの仕事です。
センスがばれますよね。。
こういう小さい、使えるプレゼントは覚えておくと役にたちますよ!