はじめに
「芸能人に会える仕事をしてみたい」「芸能マネージャーになりたいけど、激務なのか心配」という方も多いのではないでしょうか。
私は新卒でマネージャーになり、転職も経験し約3年間正社員で働いていました。
マネージャー業務で大変だったことは、色々ありますが
今回は地方遠征で、大変だった経験についてを書こうと思います。
全員が経験することではないですが、
「マネージャーになったらこういうことが起こる可能性があるんだな〜」くらいに、参考にしてみてください。

日本中を飛び回ることになるとは・・
入社前は予想してなかった
生活スタイル
一時期、1年弱の間、月に25日くらい地方に行く生活をしていました。
5日間くらい地方を回って、イベント出演、コンサート、番組収録、リリイベなどをして
都内に帰ってきて2日間くらい、レコーディングや制作、番組収録、撮影などをして、
また1週間くらい地方に行く・・という生活でした。

1回ずつ都内帰ってたら
時間もったいないからね
それ以外でも、ライブやイベントなどで地方に行くことが多かったので、休みがないのはもちろん、
他にも苦労したことやマネージャーになるまで、やるとは思っていなかったことなどを書いていきます。
荷物が多い
荷物の多さはタレントさんによってですが、衣装などを運ぶ場合は、荷物が重くなります。
俳優さん・モデルさんでスタイリストさんが現地にいて、衣装が用意されている場合は運ぶ必要がないのでマネージャーも楽です。
コンサートやイベントをするアーティストさん・タレントさんだと、衣装を運ぶことも多くなります。

衣装の手配が事務所側なのか
クライアントなのか、ということ
人気者アーティストさんであれば、ライブツアーのためのトラックが走るので、衣装や備品を全部積めて楽々です。
私はトラックが走らないタレントさんのマネージャーをしていた時に、衣装を運んでいました。
男性アーティストであれば、本人にたくさん持ってもらいますが、女性アーティストだとメイク用品もあり結構重くなるので、半分請け負っていました。

女性タレントのマネージャーの方が
荷物を持つ機会は多い
とある時期は、ライブのトラックが走るアーティストさんのマネージャーもしていたのですが、ライブだけの地方出張ではなかったので
別のイベント出演やテレビ収録用の衣装を運んでいました。

ライブだけだったら大変じゃない
他の仕事もまとめて行くから、荷物が多くなる
荷物が重い
また衣装が布多めで、靴やアクセサリーもあったので、かなり重くて
一番大きいスーツケース(10泊以上用)にパンパンに詰めて、それとは別に衣装バックを持って、自分のリュック(まあまあ重)を背負っていました。

衣装が薄手で、楽器持たなかったり
装飾品・道具が特になしであれば、軽装で行けるね
空港で荷物を預ける時は、マネージャー分だけで50キロを超えていました。(スーツケース 40キロと衣装バック 15キロ)
駅や空港で引きずるだけでも大変でした。
何回かスーツケース倒しました(危険行為)

腕マッチョになった
CAさんが持てない重さだった
また新幹線では有料の荷物置き場を確保しないといけないのも、マネージャーの仕事が増えることになります。
重すぎて骨折したマネージャーの話
知り合いのマネージャーさんは、エスカレーターでスーツケースを落として、それを止めようとして自分もエスカレーターから転げ落ちて、手首を骨折した、というのを聞きました。
スーツケースでエスカレーターに乗る時には必ず、自分が下に立つようにする、というのはマネージャーの極意です。注意しないと本当に人を殺してしまう可能性があります。

それ聞いてから怖すぎて
なるべくエレベーター使う
移動手段
移動手段はタレントさんによって異なります。
人気者
ある程度売れているタレントさんになると、特急・新幹線がグリーン車になります。(マネージャーも)
それくらいになると飛行機もランクアップして、
JALだとプレミアムエコノミー or ビジネスクラス、ANAではビジネスクラス・・というようになります。(マネージャーも)
それと在来線は使わなく、新幹線の駅からは車移動になります。

飛行機ランクアップすると
預け荷物も先に出てきて楽楽
若手
若手のタレントさんだと新幹線、飛行機は普通席。
在来線にも乗るし、タクシーは本当に困った時の短距離でしか使いません。
担当するタレントさんが人気者であれば、マネージャーとしてもラッキー!と思うかもしれませんが、人気者だからこその大変さもあります。
私が駅や空港でファンの方に囲まれた話は、過去の記事でも書いているので参考にしてみてください。

グリーン車に座れるのは、マネージャーの力じゃなくて
タレントさんと会社の力だということを忘れずに
良いこともある
予約の仕方に詳しくなる
新幹線、飛行機に乗りすぎて、予約の仕方に詳しくなります。
効率良く無駄が少ない行程を考えるので、国内線がどこからどこに飛んでいるかを全て把握していました。(気づいたら覚えてた)
旅行会社の人並みに、プランニング出来ていたと思います。
新幹線の乗車変更もJRの人並みのスピードで出来ます。
プライベートで旅行に行く時も、とても役に立ちます。

特技は超高速 乗車変更です
マイル溜まる
週5回くらい飛行機に乗っていたので、マイルは溜まります。
ただプライベートで出かける時間はなかったので、高級ハンバーグと交換しました。(美味しかった)
その他の「マネージャーで得出来ること」については、過去の記事で書いているので、良いことも知りたい方は参考にしてみてください。

たまにはポジティブな記事も書いてます
まとめ
今回は「地方出張で大変だったこと」についてを書きました。
担当するタレントさんによって、地方にはあまり行かない場合もありますが、行きすぎた場合をお伝えしました。
次回続きで「ホテル関連」での苦労を書いていきます。そちらも合わせて参考にしてみてください。
マネージャーの仕事内容に関しては、他の記事で詳しく書いているので、そちらも参考にしてみてください。

仕事で色々行けたのは楽しかった
観光する時間はなかったけど・・
| 今日の小話 |
マネージャーになってから防災グッズを
しっかり用意するようになりました。
そもそも外出が多いので、常に備えるのは難しいですが
家や、移動車に備蓄したり、現場バックに携帯したり、、
人の命を預かるタイミングもある仕事だという意識は大事です!