はじめに
「芸能人に会える仕事、支える仕事をしてみたい!」と一度は考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
多岐に渡るマネージャー業務ですが、どれくらい深く芸能人と関わるかは
事務所や担当するタレントさんによって大きく変わるので、今回は私が経験したことや見たり聞いたりしたことを元に、
勝手に「マネージャーレベル1.2.3」を分けて書こうと思います。
前回の記事と合わせて参考にしてみてください。

マネージャーと言っても、
業務の幅は色々です
レベル1「ほぼ雑用、ほぼ付き人」
事務所や体制によっては、マネージャーとして入社しても雑用しか任されないこともあります。
大きい事務所や人気のタレントだと、現場・アシスタント・営業担当…のように細かく担当が分かれており、
現場のアシスタントだと、必要な物(飲み物や衣装)を用意するのが仕事で、
タレントと話したり意見を言うのは許されない、という体制の事務所もあります。
芸能マネージャーになりたくて入社しても、最初の3年は雑用しか出来ないというパターンもあるので、入社前に確認が必要です。

雑用だけじゃ楽しくない
実際に入社してみてのギャップや苦労したことは、他の記事でも書いているので参考にしてみてください。
レベル2「マネージャーらしい仕事が出来る」
私は新卒で芸能マネージャーになりましたが、そこまで大手の事務所ではなかったためか、
上記レベル1のような感じではなく、1年目から比較的幅広く「マネージャーっぽい業務」を担当していました。
タレントさんと密にコミュニケーションを取り
「やりたい・やりたくない仕事」や「こういう風に仕事を進めていきましょう」
などという仕事の方向性を決めていけるようになると、ようやくマネージャーの仕事という感じがします。
責任ある業務も入ってくるので、その分忙しかったり難しくはありますが、マネージャーの仕事であるいわゆる「マネジメント」とは何かが、身についてきます。

ここまで出来ると、マネージャーっぽくなりますね
「マネージャー5年やってます」となっても
ほぼ雑用しかしてない人もいるし、
あ〜この方は、揉まれて頑張ってきたんだな〜すごいな〜
という方まで、様々。
本当に幅が広いです。
自分は出来る方でいたい。
雑用だけで20代前半終わったらもったいなさすぎる。
レベル3「チーフ、プロデューサー」
マネージャーの仕事がどこまでなのかは明確にはありませんが、
タレントさんのコンセプト・ターゲットを決めたり、年間の目標を立てる場合もあります。
以前の記事で私が実際にしていた、年間目標の設定について書いたのでそちらも見てみてください。
「プロデューサー」というと数十年の経験が必要のようにも聞こえますが、
私はマネージャー2年目の頃から、
その年1年や5年、10年後の目標を設定して会社に提出するという業務がありました。

難しいけど、これも仕事
日頃からタレントさんとコミュニケーションを取り、
(レベル2で書いたように)やりたい仕事や進みたい方向性の共通認識を持っておく。
そして目標を設計し、関わるスタッフに周知します。
それをするためには業界の知識やトレンドなども、理解しておく必要があるのではじめは難しいですが、
マネージャーとして「仕事が出来る」領域を目指すのであれば、やる必要が出てきます。

これを続けていったら、プロデューサーの域ですね
まとめ
今回は「芸能マネージャーの仕事内容」についてを、勝手にレベル分けして解説しました。
どれも事務所やタレントさんによって大きく変わるので何とも言えない部分も多いです。
今後も芸能マネージャーのリアルを発信していきますので、参考になると嬉しいです。

せっかくマネージャーやるならレベル2まではいきたいところ