【芸能人に関わる職業】プロダクション、テレビ、広告業界などを解説。

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はじめに

「いつか憧れの芸能人に会ってみたい」「芸能人の近くで働きたい」――そんな夢を抱いている方は少なくないでしょう。テレビや雑誌、ネットを通じて日々目にする華やかな芸能界。その裏側を支え、芸能人と直接関わる仕事は数多く存在します。しかし、「未経験の自分には無理なのでは?」と諦めていませんか?

ご安心ください。芸能人に会える、関わる仕事は、決して一部の特別な人だけのものではありません。もちろん、簡単な道のりではありませんが、適切な知識と努力があれば、未経験からでも十分に挑戦できる可能性はあります。

この記事では、テレビ業界、マスコミ・エンタメ業界に特化し、芸能人に会える、関わる仕事の具体的な内容、芸能人に会う機会の多寡、そして未経験から就職するための方法について、専門家目線で詳しく解説します。あなたの「芸能人に会いたい」という夢を現実にするための一歩を、ここから踏み出しましょう。

芸能人に会える仕事の種類と内容

芸能人に会える仕事は多岐にわたりますが、大きく分けて「芸能プロダクション・マネジメント系」「メディア制作系」「イベント・プロモーション系」の3つに分類できます。それぞれの仕事内容と、芸能人に会う機会について見ていきましょう。

芸能プロダクション・マネジメント系

芸能プロダクションは、芸能人のキャリアを総合的にサポートする拠点です。芸能人のマネジメントを担う仕事は、まさに芸能人と二人三脚で歩む、最も距離の近い仕事と言えるでしょう。

芸能マネージャー

芸能プロダクションの核となるのが芸能マネージャーです。その仕事内容は、芸能人のスケジュール管理から仕事の交渉・調整、現場への同行、精神的なサポート、メディア対応、さらにはファン対応にいたるまで、芸能活動全般にわたる多岐にわたるサポートを行います。新人発掘に関わることも珍しくありません。

芸能人に会う機会は最も多く、ほぼ毎日関わる仕事と言えるでしょう。芸能人と行動を共にすることが非常に多く、公私にわたって深く関わることになります。

未経験での就職に関しては、挑戦しやすい職種の一つですが、体力、忍耐力、コミュニケーション能力、そして何よりも臨機応変な対応力が非常に重要です。運転免許は必須となる場合がほとんどです。

デスク・広報

プロダクション内で芸能人のスケジュール管理や、メディアへの情報発信、ファンクラブ運営などを担当するのがデスクや広報の仕事です。具体的な仕事は、スケジュール調整の連絡業務、取材依頼の対応、メディア向け資料作成、ファンクラブ会報誌の制作、イベント企画補助などです。

芸能人に会う機会は、マネージャーほど頻繁ではありませんが、打ち合わせや事務所内でのやり取りを通じて会う機会は十分にあります。未経験での就職を考える場合、事務処理能力やPCスキルが求められますが、未経験からでもチャレンジ可能です。広報職であれば、文章力や企画力が大きな強みとなるでしょう。

メディア制作系

テレビ番組、映画、CM、雑誌、Webコンテンツなど、芸能人が出演するメディアを制作する仕事です。制作現場で直接芸能人と関わる機会が多くなります。

テレビ番組制作スタッフ(AD、ディレクター、プロデューサー)

テレビ番組の制作現場は、まさに芸能人との距離が近い場所です。まずアシスタントディレクター(AD)の仕事は、企画会議の準備、ロケハン、資料収集、弁当手配、小道具準備、タレントケア、収録準備・片付け、編集補助など、番組制作のあらゆる雑務をこなします。

芸能人に会う機会は、収録現場やロケ現場で芸能人と直接会って指示を出したり、ケアをしたりする機会が非常に多く、休憩時間や移動中に話すことも頻繁にあります。未経験での就職においては、未経験から最も就職しやすい入り口と言えるでしょう。体力とやる気が非常に重要で、まずはADとして経験を積むことが一般的です。

次にディレクターは、番組の企画立案、構成、演出、現場での指示、編集など、番組制作の責任者として全体を統括します。芸能人に会う機会は、企画段階での打ち合わせ、収録現場での演出指示、VTRチェックなどで頻繁にあります。未経験での就職は、ADとしての経験を積んでから昇進することがほとんどです。

最後にプロデューサーは、番組の予算管理、スポンサー交渉、企画の決定、キャスティング、スタッフ・出演者選定など、番組全体の最高責任者です。芸能人に会う機会は、キャスティングや企画打ち合わせで会う機会が多く、番組の重要な局面で関わります。

未経験での就職は、ディレクターやADなどの経験を積んでからステップアップすることがほとんどです。

映画制作スタッフ(制作進行、助監督など)

映画の現場も、テレビ番組制作と同様に芸能人が多数関わります。仕事内容は、スケジュール管理、ロケ地の手配、備品準備、出演者のケア、撮影現場の進行管理など多岐にわたります。芸能人に会う機会は、撮影現場で俳優や女優と直接関わる機会が非常に多いです。

未経験での就職は、ADと同様に、未経験からでも挑戦しやすい職種の一つです。映画への情熱と体力が不可欠となります。

雑誌編集者・ライター

雑誌編集者やライターは、芸能人へのインタビューや撮影を通して、記事を制作します。具体的な仕事は、企画立案、取材依頼、芸能人へのインタビュー、撮影立ち合い、原稿執筆・編集、校正などです。芸能人に会う機会は、インタビューや撮影の際に直接会って話す機会があります。

未経験での就職は、ライターとして実績を積むことは可能ですが、編集者は出版業界での経験や、企画力、文章力が求められることが多いです。

レーベルスタッフ(A&R、宣伝、レコーディングエンジニアなど)

歌手やミュージシャンとの距離が近いのが音楽業界です。A&Rは新人発掘、アーティストの育成、楽曲制作のディレクションなどを行い、宣伝は楽曲やライブのプロモーション戦略立案、メディアへの露出交渉などを担当します。レコーディングエンジニアは、楽曲の録音、ミキシング、マスタリングなどを手掛けます。

芸能人に会う機会は、A&Rはアーティストと密接に関わり、宣伝はメディアを通じて、レコーディングエンジニアはスタジオで頻繁に会います。未経験での就職は、専門的なスキルが求められる職種もありますが、アシスタントや宣伝・広報など、未経験からでもチャレンジできる入り口はあります。音楽に対する深い知識と情熱が不可欠となるでしょう。

イベント・プロモーション系

コンサート、ファンイベント、CM発表会など、芸能人が出演するイベントの企画・運営に関わる仕事です。

イベントプランナー・制作スタッフ

イベントプランナーや制作スタッフは、イベントの企画から実施までをトータルで担当します。その仕事内容は、イベントの企画立案、予算管理、会場手配、機材手配、出演者との調整、広報宣伝、そして当日の運営など多岐にわたります。芸能人に会う機会は、イベントの打ち合わせ、リハーサル、本番で芸能人と直接会う機会があります。

未経験での就職は、企画力や実行力、コミュニケーション能力が求められますが、イベント会社でのアルバイトやインターンから経験を積むことも可能です。

プロモーター・広報

プロモーターや広報は、芸能人の出演する作品やイベントの情報を世の中に広める仕事です。具体的な仕事は、メディアへのプレスリリース配信、取材アレンジ、SNSでの情報発信、タイアップ企画などが挙げられます。芸能人に会う機会は、メディア向けの発表会や取材の際に会う機会があります。

未経験での就職は、PR会社や広告代理店での経験、コミュニケーション能力、文章力、企画力が求められる傾向にあります。

未経験から「芸能人に会える仕事」に就くには?

「未経験だけど、本当に就職できるの?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、諦めるのはまだ早いです。確かに専門的な知識や経験が求められる職種もありますが、未経験からでも十分にチャンスを掴む方法はあります。

熱意とやる気を示す

これは、どんな仕事にも共通することですが、特に芸能界やエンタメ業界では熱意とやる気が非常に重視されます。華やかな世界に見えて、実際は非常に体力と精神力を使う仕事が多いからです。

「芸能界で働きたい」という強い気持ちを面接でしっかりとアピールすることが重要です。

まずはアシスタント・アルバイトから始める

いきなり正社員として希望の職種に就くのが難しい場合でも、アシスタントやアルバイトとして業界に飛び込むことは非常に有効な手段です。例えば、テレビ局や制作会社のAD、芸能プロダクションのデスクアシスタントやマネージャーアシスタント、イベント会社のアルバイトスタッフ、あるいはレコード会社や音楽事務所のインターンなどが挙げられます。

これらの職種は、未経験者でも募集しているケースが多く、業界の仕事の流れや雰囲気を肌で感じることができます。現場で働く中で人脈を築き、次のステップに進むための足がかりを掴むことができるでしょう。

専門学校やスクールで基礎を学ぶ

テレビ制作、映画制作、音楽、エンタメビジネスなどを学べる専門学校やスクールに通うことも一つの方法です。ここでは、業界の基礎知識や専門スキルを体系的に学ぶことができ、業界のプロフェッショナルから直接指導を受ける機会もあります。

さらに、学校が持つ業界とのコネクションを活用できる場合があり、同じ志を持つ仲間との出会いもあります。必ずしも卒業が就職に直結するわけではありませんが、未経験者にとっては、業界への第一歩を踏み出す上で非常に役立つでしょう。

コミュニケーション能力を磨く

芸能人との円滑な関係構築はもちろんのこと、共演者、スタッフ、取引先など、多くの人と連携して仕事を進める上で、高いコミュニケーション能力は不可欠です。相手の意図を正確に理解する傾聴力、自分の意見を明確に伝える表現力、相手の気持ちを汲み取る共感力、そして問題を円滑に解決する調整力

これらを日頃から意識して磨いておくことが、芸能界で長く活躍するための土台となります。

臨機応変な対応力と情報収集力

芸能界は、予期せぬトラブルや急なスケジュール変更が日常茶飯事です。そのため、どんな状況にも冷静に対応できる臨機応変な対応力が求められます。

また、世の中のトレンドや、芸能人の最新情報、業界の動向などを常に把握しておくための情報収集力も重要です。

体力と精神力を鍛える

テレビ番組制作やイベント運営など、拘束時間が長く、不規則な勤務になりがちな仕事も少なくありません。また、精神的なプレッシャーを感じる場面も多々あります。健康な体と、どんな困難にも立ち向かえる精神力は、この業界で働く上で非常に大切な要素です。

芸能人に会える仕事のやりがいと厳しさ

芸能人に会える仕事は、確かに魅力的な側面がたくさんあります。しかし、その一方で、厳しい現実も存在することを理解しておく必要があります。

やりがい

この仕事の大きなやりがいは、まず憧れの芸能人と直接関われる喜びにあります。彼らの才能を間近で感じられることは、この仕事ならではの大きな魅力でしょう。また、芸能人の成功を間近で見届けることができるのは、大きな達成感に繋がります。

自分のアイデアや努力が形になり、多くの人に届けられる、クリエイティブな仕事に携われる喜びも忘れてはなりません。さらに、テレビや映画、音楽を通して、人々に感動や喜びを与えることができるため、社会に大きな影響を与えることができる点も大きな魅力です。

厳しさ

しかし、その一方で厳しい現実も存在します。特に制作現場やマネージャー業は、長時間労働や不規則な勤務になりがちです。責任が重く、常に結果を求められるため、精神的なプレッシャーが大きいこともあります。非常に人気の高い業界であるため、常に競争が激しいという側面も持ち合わせています。

若手のうちは、仕事内容の割に給与が低いと感じることもあるかもしれませんが、経験を積めば上がる可能性は十分にあります。また、仕事とプライベートの境界線が曖昧になることも少なくなく、プライベートとの両立の難しさを感じることもあるでしょう。

まとめ

芸能人に会える、関わる仕事は、華やかなイメージの裏に、多くの努力と忍耐、そして情熱が求められる世界です。しかし、その厳しさ以上に、得られるやりがいや感動もまた、計り知れません。

未経験からでも、まずはアシスタントやアルバイトとして業界に飛び込み、現場での経験を積むことが成功への近道です。そして、常に学び続ける姿勢、高いコミュニケーション能力、臨機応変な対応力を身につけていくことが、あなたの夢を現実にするための鍵となります。

「芸能人に会いたい」という純粋な気持ちを大切にしながら、具体的な行動に移すこと。その一歩が、あなたの未来を大きく変えるかもしれません。ぜひ、この記事を参考に、あなたの夢に向かって挑戦してみてください。応援しています!

この記事を書いた人
@RAIN

音高・音大卒業後、新卒で芸能マネージャーになり、25歳からはフリーランスで芸能・音楽の裏方をしています。音楽業界で経験したことなどをこっそり書いています。
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