【ヘアメイク・スタイリスト】芸能界の職業について仕事内容を解説。

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はじめに

華やかな芸能界。そこには、スポットライトを浴びる表舞台のスターだけでなく、彼らを輝かせるために尽力する多くの裏方プロフェッショナルが存在します。彼らの存在なくして、私たちが目にする魅力的な映像や写真、そして感動のパフォーマンスは生まれません。特に、アーティストや俳優の魅力を最大限に引き出し、その世界観を創り上げるヘアメイクとスタイリストは、芸能界において不可欠な存在です。

本記事では、芸能界の裏方として活躍するヘアメイクとスタイリストの仕事に焦点を当て、その具体的な内容、この道に進むためのルート、求められるスキル、そして仕事のやりがいと大変さに至るまで、詳しく解説します。芸能界に興味がある方、エンタメ業界でのキャリアを考えている学生や転職希望者、そして裏方の仕事内容を深く知りたいすべての方にとって、きっと役立つ情報となれば幸いです。

ヘアメイクの仕事

ヘアメイクアップアーティストは、芸能人の顔や髪を美しく整え、役柄やコンセプトに合わせたイメージを作り上げるプロフェッショナルです。単にメイクを施すだけでなく、その人物の個性や魅力を引き出し、時には全く新しい一面を創り出す、高度な技術とセンスが求められます。

ヘアメイクの具体的な仕事内容

ヘアメイクの仕事は多岐にわたります。テレビ番組の収録やドラマ、映画の撮影現場では、登場人物のキャラクター設定に合わせて、時代背景や感情を表現するヘアメイクを施します。雑誌の撮影では、ファッションテーマに合わせたトレンド感のあるスタイルを提案し、アーティストのライブやコンサートでは、パフォーマンスを最大限に引き出すための華やかで動きのあるヘアメイクが求められます。

撮影や本番が始まる前には、事前の打ち合わせでコンセプトやイメージを共有し、使用するコスメや道具、ウィッグなどを準備します。現場では、素早く正確に作業を進めることはもちろん、長時間の撮影や過酷なスケジュールの中でも、常に最高の仕上がりを維持するプロ意識が不可欠です。また、肌の状態や髪質に合わせたケアのアドバイスを行うなど、クライアントとの信頼関係を築くことも大切な仕事の一部です。

スタイリストの仕事

スタイリストは、芸能人の衣装を選定し、TPOやコンセプトに合わせたコーディネートを提案するファッションの専門家です。彼らが選ぶ一つ一つのアイテムが、その人物のイメージや作品の世界観を決定づけます。

スタイリストの具体的な仕事内容

スタイリストの仕事は、ファッション雑誌の撮影から、テレビCM、ドラマ、映画、音楽ライブ、そしてイベントなど、多岐にわたる現場で必要とされます。彼らは、まず企画のコンセプトやクライアントの要望を深く理解し、それに合わせてブランドの展示会を回ったり、レンタルショップやリース会社から衣装を借りたり、時には自ら買い付けに行ったりして、イメージに合う服やアクセサリーを探し出します。

撮影や本番当日は、選定した衣装を持参し、着替えのサポートや、衣装の最終チェック、小物の調整などを行います。限られた時間の中で、多種多様な衣装を素早く着替えさせ、時には現場の状況に合わせて臨機応変にコーディネートを変更する対応力も求められます。

また、衣装の管理や返却、請求書の作成といった事務作業も重要な業務の一部です。単に流行を追うだけでなく、クライアントの個性や体型を考慮し、最も魅力的に見せるコーディネートを提案するセンスと知識が不可欠です。

ヘアメイク/スタイリストになるには?

ヘアメイクやスタイリストとして芸能界で活躍するためには、専門的な知識と技術を習得し、実践経験を積むことが不可欠です。そのためのルートはいくつかあります。

専門学校で学ぶ

最も一般的なルートの一つが、美容専門学校やファッション専門学校で専門知識と技術を習得することです。これらの学校では、ヘアセットやメイクアップの基礎から応用、肌の知識、パーソナルカラー、ファッション史、コーディネート術など、この仕事に直結する専門的なカリキュラムが組まれています。

多くの専門学校では、現役で活躍するプロを講師に招き、実践的な指導を受けることができます。また、学内での実習や、芸能イベントでのインターンシップなどを通じて、現場の雰囲気を肌で感じ、経験を積む機会も得られます。就職サポートも充実していることが多く、卒業後のキャリア形成に役立ちます。

アシスタントからスタートする

有名なヘアメイクアーティストやスタイリストに弟子入りし、アシスタントとしてキャリアをスタートさせる方法も一般的です。このルートでは、専門学校で学ぶような体系的な知識とは異なり、現場で直接、プロの技術や仕事の進め方、人との接し方などを学ぶことができます。

アシスタントの仕事は、荷物運びや片付け、道具の準備や手入れ、連絡調整など、多岐にわたる雑務をこなすことから始まります。しかし、そのような下積みを通じて、現場の空気感やプロの仕事のスピード感を肌で感じ、経験を積むことができます。根気と体力、そして何よりも学びたいという強い意欲が求められますが、直接指導を受けられるという大きなメリットがあります。数年間のアシスタント経験を経て、独立したり、別の現場で活躍の場を広げたりするケースが多く見られます。

大学での学びと独学

大学で美容やファッション、芸術に関する分野を専攻し、より広い視野で学ぶことも可能です。大学では、理論的な知識や歴史、文化背景などを深く学ぶことで、よりクリエイティブな発想や深い洞察力を養うことができます。卒業後に専門学校に入り直したり、アシスタントとしてキャリアを積んだりする人もいます。

また、独学でスキルを磨き、SNSなどを活用して自身の作品を発信することで、チャンスを掴むケースもゼロではありません。ただし、専門的な指導や実践的な経験を積む機会が少ないため、相当な努力と自己プロデュース能力が求められます。

求められるスキルと資質

ヘアメイクやスタイリストとして芸能界で活躍するためには、技術やセンスだけでなく、様々なスキルと資質が求められます。

高い技術力とセンス

当然のことながら、ヘアメイクであればメイクアップやヘアセットの技術、スタイリストであればファッションの知識やコーディネートのセンスは不可欠です。流行を常にキャッチアップし、新しい技術やトレンドを取り入れる向上心も重要です。

コミュニケーション能力と協調性

芸能人のヘアメイクやスタイリングは、チームで行われることがほとんどです。カメラマン、照明、監督、プロデューサーなど、多くのスタッフと連携し、円滑に仕事を進めるための高いコミュニケーション能力が求められます。クライアントの要望を正確に理解し、自分の意見を明確に伝える力も重要です。また、長時間の撮影やプレッシャーの中で、周りのスタッフと協力し、良い雰囲気で仕事を進める協調性も欠かせません。

観察力と提案力

クライアントの顔立ちや体型、個性、そしてその日の体調などを細かく観察し、彼らが最も魅力的に見えるスタイルを瞬時に判断し、提案する観察力提案力が求められます。単に要望に応えるだけでなく、プロとしてより良いアイデアを提供できるかどうかが、その後の信頼に繋がります。

忍耐力と体力

芸能界の仕事は、早朝から深夜に及ぶ長時間の撮影や、急なスケジュール変更、全国各地への出張など、不規則で体力的にハードな側面があります。プレッシャーの中で常に最高のパフォーマンスを出すためには、強い忍耐力体力が不可欠です。

責任感とプロ意識

芸能人のイメージは、彼らの仕事に直結します。ヘアメイクやスタイリングは、その芸能人の印象を左右する重要な役割を担っており、常に高い責任感プロ意識を持って仕事に取り組む必要があります。

仕事のやりがいと大変さ

芸能界でヘアメイクやスタイリストとして働くことは、多くのやりがいと同時に、大変さも伴います。

やりがい

何よりも、自分が手がけたヘアメイクやスタイリングによって、芸能人が輝き、作品がより魅力的なものになった瞬間に大きなやりがいを感じます。テレビや雑誌、映画などで自分の仕事が形になり、多くの人の目に触れる喜びは、この仕事ならではのものです。

また、芸能人やスタッフと一体となって一つの作品を創り上げる過程での達成感、そして、彼らからの「ありがとう」という感謝の言葉は、次へのモチベーションに繋がります。常に新しいトレンドや技術に触れ、自分のセンスを磨き続けられることも、クリエイティブな側面を追求する人にとっては大きな魅力でしょう。

大変さ

一方で、この仕事には大変な側面も多くあります。前述の通り、労働時間が長く不規則であること、そして体力的にも精神的にもハードな状況に置かれることがあります。流行の移り変わりが速いため、常に情報収集を怠らず、スキルアップのために努力し続ける必要があります。

また、時にはクライアントや現場からの厳しい要求に応えなければならない場面もありますし、自分の意見が通らないこともあります。フリーランスとして活動する場合、仕事の獲得やギャラの交渉、経理処理など、クリエイティブな仕事以外の業務も増えるため、自己管理能力が強く求められます。

フリーランスとしての働き方

ヘアメイクやスタイリストの多くは、フリーランスとして活動しています。これは、特定の芸能事務所や制作会社に所属するのではなく、個人事業主として複数のクライアントと契約を結び、仕事ごとにギャラを受け取る働き方です。

フリーランスの最大の魅力は、自分の裁量で仕事を選び、スケジュールを調整できる自由度の高さです。特定の分野に特化したり、自分の得意なスタイルを追求したりすることも可能です。しかし、同時に仕事が安定しないリスクも伴います。常にアンテナを張り、人脈を広げ、自身のスキルやセンスをアピールし続けることで、継続的に仕事を得る努力が必要です。自身のブランドを確立し、SNSやウェブサイトを通じて作品を発信したり、個展を開いたりすることで、より多くの仕事に繋がることもあります。

仕事依頼の主なルート

ヘアメイクやスタイリストに仕事の依頼が来るルートは様々です。

芸能事務所からの直接依頼

タレントや俳優が所属する芸能事務所から、特定のタレント専属のヘアメイクやスタイリストとして直接依頼が来るケースです。信頼関係が構築されると、長期的な契約に繋がることもあります。

制作会社や広告代理店からの依頼

テレビ番組制作会社、映画制作会社、CM制作会社、広告代理店などから、番組や作品のコンセプトに合わせたヘアメイクやスタイリングの依頼が来ます。これは、番組やCM全体のイメージを統括する制作側が、適任のヘアメイク・スタイリストを選定する形です。特にテレビ局の場合、外部の制作会社を通じてヘアメイクチームが編成されることが一般的です。

ファッション業界からの依頼

ファッション雑誌の編集部やブランドの広報担当者などから、ファッション撮影やコレクションのスタイリング、ヘアメイクの依頼が来ます。ファッションショーのバックステージで働くこともあります。

口コミや紹介

これまでの実績や評判が評価され、人づてで仕事の依頼が来ることも非常に多いです。業界内での人脈形成は、フリーランスとして活動する上で極めて重要です。

ヘアメイク・スタイリスト事務所への所属

フリーランスでありながらも、ヘアメイク・スタイリスト専門の事務所に所属することで、仕事の仲介やマネジメントを受けることができます。これにより、営業活動の負担が軽減され、より多くの仕事機会を得られる可能性があります。

まとめ

芸能界でヘアメイクやスタイリストとして働くことは、華やかな世界の裏側を支え、自らのクリエイティブな才能を存分に発揮できる、非常にやりがいのある仕事です。専門学校での学びやアシスタント経験を通じて基礎を築き、常に新しいトレンドを吸収し、技術を磨き続ける向上心、そして何よりも人とのコミュニケーションを大切にする姿勢が求められます。

労働時間の長さやプレッシャーなど大変な側面も少なくありませんが、自分の手がけた仕事が多くの人の目に触れ、芸能人が輝く瞬間に立ち会える喜びは、何物にも代えがたいものです。フリーランスとして自分のペースで仕事を選び、自らのブランドを確立していくことも可能です。

芸能界の裏方として、作品を創り上げる情熱と、人々に感動を届けたいという強い想いがあるなら、この魅力的なキャリアにぜひ挑戦してみてください。

この記事を書いた人
@RAIN

音高・音大卒業後、新卒で芸能マネージャーになり、25歳からはフリーランスで芸能・音楽の裏方をしています。音楽業界で経験したことなどをこっそり書いています。そのほか興味があることを調べてまとめたりしています。
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