はじめに
「芸能人に会える仕事、支える仕事をしてみたい!」と一度は考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
「芸能事務所はブラック?」「激務?」と聞かれることも多く、やりたいけど勇気が出ない人も多いと思います。
今回は「マネージャーに必要な能力・向いている人」について、芸能マネージャーの筆者が解説します。
また以前「芸能マネージャーは未経験でもなれる?」をテーマに、新卒や転職を考えている方向けに記事を書いています。
そちらと合わせて、芸能事務所への就職を目指す方の参考になれば嬉しいです。

私は未経験新卒でマネージャーになりました
資格・特別なスキルは必要ない
上に貼った過去の記事で詳しく書いていますが、大前提として資格やスキルはなくても出来る仕事だと思います。
もちろんエンタメと近い業界の経験があればアピール出来ます。
また車の免許があれば、就活の際に選択肢は広がりますが、運転免許は必須ではありません。

一応秘書検定2級を持っていますが、就活の役に立ったのかは謎です
送迎などに関しては、過去の記事でも書いているので、参考にしてみてください。
コミュニケーション能力
結局これかなと思います。
マネージャーの業務は多岐に渡りますが、コミュニケーションが結局1番大事かなと思っています。
タレントさんとのコミュニケーションはもちろん、他社の方と関わることも多いですし、
初めての場所でその日初めて会う人と、1日のスケジュールをやり遂げなければいけない日が多いです。

人見知りしてる時間がない
と言いながら私は、コミュニケーションが得意だと思ったことはありません…
毎日たくさんの方と一緒に仕事をするうちに、少しずつ話せるようになったのもあります。
仕事の整理が出来る
最初に書いたように1つ1つの仕事は、何も難しいことはありません。
ただ数が多いです。
やっていることと言えば、スケジュール調整、ダブルブッキングをしないように…や、時間を守る、など
人として当たり前のことしかしてないわ!と思っています。
「いや〜それが出来ないんだよな〜」と思う方は、もしかしたらマネージャーはあまり向いていないかもしれないです。

自分のマネジメント出来なかったら、他人のも出来ない
マネージャーをしていると、電話やメールの数がとても多いですし、決断をしないといけないこともすごく多いです。
マルチタスクが出来るに越したことはないですが、自分なりに仕事を片付けていくやり方を考えられる人が、マネージャーに向いていると思います。
やることをメモしよう、リマインダーをセットしよう、これは大事だから先にやろう…など。
やらないといけない仕事を忘れていて、仕事を止めてしまう人は、あまり向いていないかもしれません。
効率良く仕事をすることに自信がない方でも、マネージャーになることは出来ますが、スピード感を持って出来ないと終わらないです。寝る時間がなくなります。

動作と思考をとにかく短縮!即レス!
せっかちな人
芸能界はとにかくスピードが早いです。
現場では物凄いスピードで、たくさんの指示や連絡が飛び交います。
働いている人もせっかちの人が多い気がします。
仕事をゆったりしたい人には、向いていない職業だと思います。

お昼休み1時間しっかりほしい方は、やらない方がいいです
優柔不断だけど、マネージャーを目指す方は、思考時間を短くすることを意識すると良いと思います。
決断をしないといけないことが良くありますが、その場で決められずに「…確認します…」と言うと、あまり良い印象がありません。
日頃から即決の癖をつけることも良いと思います。

働いてるうちに、頭の回転早くなります
マネージャーになってせっかちになった話
これは職業のせいにしたいけど
マネージャーになってから
すこぶるせっかちになりました
エレベーターは階数を押す前に
閉じるボタンを押すが鉄則です。
エレベーターのことを
「ベーター」と呼ぶのは業界用語ですか?
業界に入ってから知りました。
タレントさんの誘導の時
ベーター止めてるの?!
は何回上司に叫ばれたことか。
早く止めすぎても
他の利用者に迷惑だし
タレントさんが乗るピッタリに
ベーターを止める謎技術を習得しました。
買い出しなど、誰かが動かない時は
一番に動くが染み付きすぎて
フライングしてます
(?)
まとめ
今回は「芸能マネージャーに必要な能力・向いている人」について解説しました。
特別なスキルは必要ないため、もっと内面的なことで、抽象的な書き方になってしまいました。
芸能事務所への就職・転職を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
今後も芸能マネージャーのリアルを発信していきますので、参考になると嬉しいです。

判断力は大事!